旅をしよう、体験しよう――意識が現実をつくる

無数の可能性から選びとる旅
飛行機から降り立った瞬間、私のなかでひとつの感覚が広がりました。
日本より涼しい・・・。
初めて来たときは南国特有の湿度と熱気が身体を包み込み亜熱帯な国だなぁと思っていたのに、いまでは日本の方が亜熱帯気候。今年の夏は、シンガポールへ行こう!
そう意識して、その想いが目のまえで現実となっている。10年前に訪れたときと比べて、ビルも増えて街並みが変わっています。
当時マリーナ・ベイ・サンズはオープンしたてで、裏側はまだ工事中でした。
いまでは立派なガーデンズ・バイ・ザ・ベイが出来あがっています。
ちょうど到着したのが土曜日で、花火があがっていました。
日本では考えられませんが、ビルからも花火がうちあがるんです。前回はリトルインディアやアラブストリートを歩いたので、
今回はプラナカン文化の建物やイギリス軍の跡地の場所をまわりました。
そこに流れる歴史と多様性の息づかいを、肌で感じる時間となりました。
量子力学の世界では、「観測することで現象が決まる」と言われます。
誰かが観測しなければ、世界は無数の可能性として広がっているだけ。
けれど、私たちが「そこを見たい」と意識し、実際に体験することで、その可能性はひとつの現実として立ち上がるのです。旅をするということは、新しい観測を選びとること。
シンガポールに行くと決め、チケットを取り、現地に立つ――それは、無数の未来のなかから「この現実」を選んだ証そのものです。旅はたんなる移動以上のものを与えてくれます。
そこで出会う景色や人との交流は、可能性を広げ、次の現実を形づくるエネルギーになります。私が感じたのは「多様性のなかの調和」
日本でも多様性は、人種においても価値観においても増えています。
この流れは変わらないでしょう。
調和できなければ対立や分断ということにもなり得ません。日常の人間関係や仕事に、さまざまな視点でより良い観測をしていくことが大切だと思います。
意識することが、現実をひらく。
体験することが、次の未来を育てる。つまり意識したことが、やがて体験となり、体験がまた次の意識を育てる。
その連鎖こそが、私たちの人生を創造していく流れなのです。あなたは、どんな旅を、体験をしたいですか?
それはすでに、あなたの未来のどこかで待っているのかもしれません。もしこの気づきをもっと深め、自分自身の現実を意識的に創りたいと感じた方は、ぜひ杏樹庵のセッションでご一緒しましょう。
旅のように、自分の可能性を観測し、選びとっていく時間を体験してみてください。














